本当は当時から言いたくても言えなかったことを、カウンセラーに吐き出してしまうことも起こります。このときに訪れるのは「気づき」です。
「ああ、わたしは怒っていたんだ」
と抑えていた感情に気づくこともあるでしょう。そんなときに実際の親はそこにいませんから、親と思えるものを代用品として用い、その怒りを実際にぶつける作業などもカウンセリングの中でやることがあります。
代用品でいいのかという疑問をお持ちになるかもしれませんが、今現在、あなたの中に残っている感情はすでに実際の親に対してではなく、あなたのイメージの中でとらえたものが対象になっています。
いわば、あなたが思い込んだ親の像なのです。そしてカウンセリングでは、そのイメージに残る親に対して感情をぶつけていく療法も用いられるのですよ。
すると昔は怖くて大きく厳格だった親が、急に小さく見えてきたりするので不思議です。


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