もしかしたら「あそばれているのに有頂天になっていた自分自身」が哀れでならないのかも。
あの人のために編んでいたセーターやあの人のために好きになろうとしていた野球のチーム。そんな努力のあとを思い出すたびにその行為自体のむなしさで胸がしめつけられそうになるのかも。
それはきっとそれらの行為が徒労だったから。
「あんなにけなげだった自分」を自分が受けいれてあげましょう。
「バカみたいバカみたいバカみたい」と本当は思い出したくもないのかも。でもわすれてしまったつもりでも「あのときの自分」が消えるわけではありません。
どんなにあきれた相手だったとしても好きな相手に対して一生懸命になっていた自分はかわいいじゃないですか。
そうです。恋愛は恋した相手がいかに立派かでランクが決まったりするものではありません。一生懸命だった自分で価値が決まるもの。
「ああ、自分、一生懸命だったよね」とあのころの自分を愛してあげてください。怒ったり、叱ったり、バカにしたりした後でもいいのです。
さんざん感情をぶつけたあとに、やっぱり恋していた自分をほめてあげてください。決してキライにならないで。あなたの一部には違いないのですからね。


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