そしてやっかいなことに「今のあの人」ではなくて、「あのころのあの人」でないと受け付けないという場合もあります。それでは永久に手に入らない存在です。時間はどんどん流れていますからね。
なによりもう、当時実在したあの人とも違ってきています。あなたの記憶にだけ存在する、あなたの中で育ったファンタジーの世界の人。
その夢から覚めるために、今のあの人に再会するだけでも脳内のあの人が現実のものではないと悟ることができるかもしれません。
案外それだけで、すっとつきものが落ちる可能性もあります。
ただ防衛反応が働くと「どこか違う」と思いながらも「いや、この人が理想」というゆりもどしがくるはず。
しかしそれも長くだまし続けることはできないでしょう。まわり道になるかもしれなくても、もう一度やりなおしてダメだと納得することも必要なプロセスかもしれません。


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