カウンセラーは社会や文化が個性の優劣を決める
現実があるということを知っておきましょう。
そしてそれにふりまわされないようにしなくては
いけません。
そのためにもカウンセラーは特定の文化や社会通念
にとらわれない心構えがもとめられます。
そうすればクライエントの個性を受容しやすくなるでしょう。
この文化の中には性差も大きくかかわってきます。
男性の脳と女性の脳は作りが違うというのは最近よく
言われることですが、脳の作りだけでなく文化や
社会背景にも女性らしさや男性らしさは影響を受けます。
人類学者のミードはニューギニアの三つの部族を研究した結果、それぞれにおいて育児やしつけの方法が違うことを発見し、パーソナリティにも大きな差があるとしました。つまり男らしさや女らしさは時代や社会によって著しく変化するものなのです。文化的な性差はその社会が望むから出てきた期待像といえるでしょう。
こうした文化や社会のフレームにとらわれて身動き
できないクライエントも多く存在します。カウンセラーは、
「性差の中には社会的期待像があるだけで
絶対的価値ではない」
ということにのっとってカウンセリングを行い、
パーソナリティと周囲とのズレに苦しむ心が
少しでも自由になるようお手伝いがカウンセリング
を通じてできるといいですね。
参考文献
産業カウンセリング入門 社団法人日本産業カウンセラー協会編
キャリア・コンサルタントその理論と実務 社団法人日本産業カウンセラー協会編
イラストでわかるやさしい心理学 匠英一監修


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