IPに起こる問題はただ本人だけのものではなくて、家族という
システムがうまく機能していない結果だとして、個人の問題
ではなく家族全体へのアプローチを行って、IPがよりよく
機能できるきっかけづくりをします。
この場合、個人に対してだけのカウンセリングではなく、
家族との個別カウンセリングを連動したり、グループカウンセリングを
家族で行ったりもします。
もちろん家族が非協力的は場合もあり、そのさいは個人カウンセリング
だけでの問題解決になります。
実際、個人カウンセリングで終了できるケースもあるでしょう。
しかし家族全体に対するアプローチにより、個人の負担が減ったり、
よりよくなる幅が増えたりすることがあります。
たとえばアルコール中毒患者の原因に共依存とされるパターンがあります。
奥さんが旦那さんを「この人はわたしがいなければダメなの」という形に
したいために、わざわざお酒を買っておいたりする行動をとる場合。
これではせっかく旦那さんがお酒をやめようと思っても、奥さんに環境を
整えられることで、また飲んでしまうことも起こるのです。
このような場合にも家族療法が有効でしょう。
旦那さんにだけ個人カウンセリングを受けさせるよりも、家族の人も一緒
になってカウンセリングに取り組めば問題の解決が早まります。
参考文献
産業カウンセリング入門 社団法人日本産業カウンセラー協会編
イラストでわかるやさしい心理学 匠英一監修


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